じょんから金沢(金沢市)              作詞・作曲 加賀山昭

 

前唄

一 ハアーヤレコレナーヤレコラナーヤレ東西ナー

  ちょいと出ましたナー三角野郎がー

  四角四面のナー櫓のうえで 何か一席伺いましょうか

  それじゃからとてナーじょんから節よ(ハアードッコイドッコイ)

本唄

一 ハアー金沢名物 じょんから節よ

  踊り明かそう 夜明けるまでも(ハアードッコイドッコイ)

  (以下はやしことば略)

二 ハアー揃た揃たよ じょんから踊り

  老いも若きも 皆よく揃た

三 ハアーじょんから踊れば 心もはずむ

  はずむ心に 笑顔の花が

四 ハアー森の都の金沢城下

  四季を(あや)なす兼六園よ

五 ハアーじょんから金沢百万石よ

  人情豊かな夢ある町よ

 

◆舞踊家孝藤まりこ師の発案で平成15年5月に加賀山昭師の新作民謡として発表された。古来の民謡2曲を組み合わせて1曲にまとめた。前唄の部分は「珠洲ちょんがり節」の一節。本唄の部分は、加賀地方で広く歌われている「じょんから節」をリズムを変化させた唄に補作、編曲、作曲したもので、特に舞踊中心の唄として作られた。(加賀山昭編「全楽譜・北陸民謡集」から引用)