川尻ハイヤサンカサ(津幡町)               採譜・編曲:加賀山昭

 1 ハイヤサンカサ アーハイヤサンカサイ (ハイヤサンカサイ)
 
 アーわらっつゃ子供(こどん)ども ままごとしょまいかい(ソレヤン)
  小豆ナ 五合炊いてまましょまいか(ソーレショイショイ)

  (以下カタガナ部分・はやしことば、省略)

 2 アー娘イナ島田に 蝶々がイナとまる

  とまるイナはずだよ 花じゃもの 

3 アー奥山(おくやま)にナ 一人米かつあの水車(みずくるま)

  誰をイナ 待つやらくるくると

4 アー ここはかほくの津幡の町に 御宿 橋から河北潟

5 アー主のイナ 調子をわしゃ受け取りて

  合うか合わぬか知らねども(ホイ) 合わなきゃ衆生(しゅじょう)の笑いぐさ(ホイ)
  
  会わせてくだされ側の衆

     2の「わらっちゃ」=お前たち

 

津幡町川尻の盆踊り唄は、昔から通常の「ちょんがり節」と「ハイヤサンカサ」(「さんばさ」という)・ハルバイナ節」の3曲を総称して「ちょんがりと言っていた。「ちょんがり」というのは口説き調であることを考えると、実際の「ちょんがり」は先頭の1曲考えられる。
「ちょんがり」は毎年うら盆の8月14・15日と秋祭りの8月24日の3日間、古くは性光寺の境内で、医師神社再建後は神社の境内で踊られているが、今日歌い踊られているのが「ハイヤサンカサ」と「ちょんがり」で
あり、県内民謡愛好者に広く親しまれているいるのがこの「ハイヤサンカサ」である。
 踊りは「ちょんがり」と「ハンヤサンカサ」と共通し、太鼓・拍子木・笛などが加わり踊り子は編笠と手甲をつける。編笠には五文紙(奉書紙)と金紙を折ったものを紅白の水引で飾り付けた男蝶・女蝶という飾りを付け、また手甲の背には鈴を幾つか付けて動くたびにやさしい音を響かせる。

 津幡町は、昭和38年(1963)5月10日「川尻チョンガリ音頭・踊り」として津幡町文化財指定としている。