能登茅刈り唄(穴水町)               編曲:浜田喜一 採譜:加賀山昭

1 寒い風だよ 丸山の風ヤーエー 岳の背なからエーエー吹き降ろす

 (以下カタガナ部分同じ、省略)

2 秋を済まいて 茅刈り入れて 千秋楽とは エーエーおめでたい

3 秋の山いなー 鹿さえ鳴くに 何でもみじが 色付かぬ

どんどどんどとー 馬追いかけてヤエ 岳の背なまでエー 茅刈に

 

     穴水町下唐川に伝わる労作の唄である。昭和20年代頃までは、この地方のほとんどの家屋は、茅葺き屋根であった。稲の収穫が終わると、降雪前の短い期間に屋根や雪囲いの材料の茅刈りに出かけた。そのときの作業唄として唄われた。

   昔は家の周りや入り口を竹や茅で囲い、寒さをこらえた。また、今と違い屋根は萱葺きしか許されぬ時代、屋根の葺き替え用として秋の収穫が終わり最後の仕事として、茅刈り作業があり、その作業の合間に歌った。昭和54年に紹介。(加賀山昭編「全楽譜・北陸民謡集」から引用)