瀬領音頭(小松市)                         作詞曲:益田秀雄

 

1 瀬領通れば 湯の華香る 香る湯の香

 香る湯の香に 足にぶる ソッソソレヤノ 足にぶる

 (チャッチャホイホイ サットセッセ)(以下はやしことば略)

2 傘をかざして 瀬領見れば 瀬領いとしや

  瀬領いとしや 情け雨 ソッソソレヤノ情け雨

3 今宵待ちましょう 湯の沢橋で かわいかじかの

  かわいかじかの 声きいて ソッソソレヤノ声聞いて

4 たった一夜の 契りだけれど わたしゃすなの

  わたしゃすなの 心意気 ソッソソレヤノ 心意気

5 瀬領名物 数々あれど 瀬領音頭に

  瀬領音頭に 湯の香り ソッソソレヤノ 湯の香り

 

◆宝徳岩塩(1449)真宗本願寺の蓮如上人が北陸を行脚の折、旅の一夜を瀬領で過ごされ、谷川の清流で手を洗い、口をすすがれ、独特の匂いがするので、村人に「この辺りに必ず温泉が出る。掘って見るがい」と告げたという。金平鉱山とともに瀬領温泉が隆盛を極めた。この唄は、昭和の初めに作られたという。昭和55年発表。(小松市「ふる里の民謡」第1集小松郷土民謡会編から引用)