山中鉄砲獅子踊り(加賀市山中温泉)

1 ハアーお前見初めた 去年の五月 五月菖蒲の湯の中で

2 ハアー浴衣肩に掛け 戸板にもたれ 葦手ろの字を書くわいな

3 ハアー加賀の山中 恐ろしところ 夜の夜中に獅子が出る

4 ハアー鉄砲担いで来た山中で卯辰に空手で戻る 後姿を送る獅子

5 ハアー病直しの山中なれど 病求めた人もある

6 ハアー夕べ習ろうた山中なれど 今朝は別れの唄となる

7 ハアー山が赤うなる木の葉が落ちる やがて船頭衆がござるやら

 

◆有名な座敷唄の山中節を早いテンポに変え、酒席の座興に相応し、浮き浮きした調子である。この温泉では、湯治客をもてなす湯女のことを「獅子」と言った。毎年9月22・23日開催される「こいこい祭り」に踊られる。加賀山昭編「全楽譜・北陸民謡集」から引用)